住宅ローン金利が上がってきた

金利が長く続いていた住宅ローンですが、大きな銀行での金利が上昇気味です。

ちなみに10年固定型の基準金利は以下の通り

各銀行はこれをベースに「実際に顧客に貸し出す金利」を決定します。

ちなみに10年固定金利の場合、最も条件の良い店頭手続きの優遇金利は、

三菱UFJ銀行が0.84%

みずほ銀行が0.9%

とのことです。

ここ数年の優遇金利の推移は以下の通り。10年固定は緑色です。

【2022年3月最新版】住宅ローン金利の最新動向、金利推移は?(132銀行・1000商品)変動・固定の相場を徹底解説!|ダイヤモンド不動産研究所

まだ低い金利ではありますが、今年になってから顕著に上がっていますね。

 

この状況を踏まえて、これから私たちが考えられることは3点あります。

  1. 一般に住宅ローン金利が上昇すると、住宅価格が下落傾向にあること
  2. 短期・中期的には、世界の金利は上昇傾向にあること
  3. 借り換えを考えているなら悪くない時期であること

まず1点目、

金利が上がるということは、単純に考えて家を買おうとする人が減ります。そうすると家は売れなくなるので価格は下落。ここ数年、場所にもよりますが、住宅価格は上がる一方だったので少しは落ち着くのかなと考えられます。

 

次に2点目

現在主要先進国では、インフレが深刻な問題になってきています。例えばアメリカの物価は1年で約7%も上昇したという記録が出たようです。インフレを抑えるために、各国の銀行は利上げをするのではと考えられる傾向にあります。

 

そして3点目、

金利が上昇する可能性があるとはいえ、まだまだ国内は超低金利です。

数年前から10年以上前に住宅ローンを利用した方は、これを機に借り換えを検討してみるのも良いかなと思います。

ちなみに筆者も昨年住宅ローンの借り換えを行い、月数千円支払額を減らすことができました。月数千円といえど、総額合わせるとなかなかいい金額になります。今はネットでも最安値の金利を比較することもできるので、見るだけでもやってみてはいかかでしょう。

 

ちなみに現在の住宅ローンの水準は

変動金利:約0.4%

10年固定金利:約0.8%

35年固定金利:約1.3%

です。

この水準は変わっていくので定期的に確認してみてください。